あまりのiPhone欲しさに女性を装い、デートにやってきた男性から奪い取る事件が発生 - iPhone Mania

 
中国でiPhoneがブランド品としても人気の高いことは良く知られていますが、お金のない10代の若者(通称：95后)にとって、スマートフォンのなかでも特にiPhoneは、ステータス・シンボルとして異彩を放つ存在です。そんな4人の「95后」が、iPhoneを所持している男性を、女性を装って誘いだし、iPhoneの強奪を繰り返すという事件が発生しました。

「ネカマ」作戦で男を釣り

中国の広州日報によると、4名の若者男性は余りにもiPhoneが欲しいという思いが募り、メッセンジャーソフト「QQ」で、「スイート・リトル・ライズ(甜蜜小谎言)」という女性のアカウントを作成、iPhoneを使っている男性を見つけてはデートを申し込むという作戦に出たそうです。
 
見事ターゲットを絞り込むと、会話を重ねて仲良くなり、顔写真を「交換」、デートの約束を取り付けます。待ち合わせ場所では、あらかじめ1人が張り込んでおり、男性が実際にiPhoneを持っているかどうかを目視で確認後、今度は4人がかりで奪い取るという段取りです。

いざ手にしてみると手に余ったiPhone

当初は、憧れのiPhone欲しさに勢い余って強奪した彼らでしたが、いざ手にしてみると、特にiPhoneを持っていてもどうしようもないことに気づき、その後は強奪に成功するたびに、闇市で500－1,000元(約9,000円－18,000円)で売り捌いていたとのことです。
 
しかし、そんな杜撰な作戦がうまく続くはずもなく、最終的にはあえなく全員が御用、最長で11年の懲役刑に処せられてしまいました。
 
 
Source：MyDrivers
(kihachi)