あなたのiPhoneは大丈夫?22万5,000のAppleアカウントがマルウェアに感染!! - iPhone Mania
世界18カ国22万5,000件以上のAppleアカウントがマルウェアに感染していることが、セキュリティ会社の調査で明らかになりました。調査会社Palo Alto Networksが伝えています。
日本を含む18カ国のユーザーが感染
同社によれば、中国、フランス、ロシア、日本、イギリス、アメリカ、カナダ、ドイツ、オーストラリア、イスラエル、イタリア、スペイン、シンガポール、韓国など世界18カ国22万5,000件以上のAppleアカウントが「KeyRaider」というマルウェアに感染し、ユーザー名やパスワードなどを盗み出されたようです。この被害件数はiOS端末のマルウェア感染としては過去最高規模にのぼると見られています。
ただし感染しているのは使用制限の解放をした端末のみなので、iPhoneを従来の設定のまま使用しているユーザーは心配する必要はありません。
また仮に使用制限を解放したiOS端末を使用している場合でも、Cydiaというサードパーティーのレポジトリからアプリをインストールしていなければ、KeyRaiderに感染することはありません。
勝手にロックされ脅迫されたケースも
しかし不幸にもこれらのアプリをインストールしてしまったユーザーのAppleアカウントでは問題が起きています。
マルウェアアプリはAppleアカウントの信用情報とGUID(グローバル一意識別子)を盗み出し、Appleのプッシュ通知サービス認証やプライベートキーを盗んだり、ローカルまたはリモートのアンロック機能を使えなくしたり、App Storeの購入情報を勝手に共有したり、App Storeの有料アプリをすべて無料でダウンロードできるようにするなど、さまざまな悪事を働いているようです。
また一部ではマルウェアが感染した端末を勝手にロックし、「アンロックしたければ○○に連絡または電話せよ」という脅迫メッセージが送られてきたケースも出ています。