スマホ購入者、iPhoneは買替えまでの期間短く、Androidでスマホデビュー目立つ傾向 - iPhone Mania

iPhone6s
 
MMD研究所は10月26日、「2015年4月~9月スマートフォン購入に関する定点調査」の結果を発表しました。調査は2015年4月から9月の期間にスマートフォンを購入した15歳以上の男女で、10月9日から11日にかけてインターネットで実施され、490人から有効回答を得ています。

9月に高くなるiPhone購入率

2015年4月~9月期におけるスマートフォン購入者のOS別の比率は、iOS(iPhone)が46.9%、Androidが53.1%となりました。2014年の53.4%、2013年の48.9%と比べ、やや低くなっています。
 
OS比率推移
 
2015年4月から9月の購入OS比率を月別に見ると、2015年9月に、iOS(iPhone)の比率が67.9%と高くなっているのが目立ちます。これは、9月25日(金)にiPhone6s/6s Plusが発売された影響と見られます。
 
月別OS比率

iPhoneユーザーは短期間で買い替えの傾向

以前使っていた端末の使用期間をOS別に見ると、両OSとも「2年~2年半」が25%前後で多くなっており、いわゆる「2年縛り」明けの買換えが多いことがわかります。
 
前端末使用期間
 
傾向として、Androidでは「3年以上」が26.9%と買い替えまでの期間が長いのに対し、iOSでは「半年~1年」が10.9%、「1年~1年半」が9.1%のほか、1年半未満で買い替えたユーザーが34.9%と、買い替えまでの期間がAndroidに比べ短いのが特徴です。

スマホ満足度は昨年と比べ低下傾向、iPhoneはバランス良く満足を得る

現在利用しているスマートフォンの満足度の傾向は昨年の調査結果と似ていますが、全体的に満足度が下がっています。
 
満足度推移
 
OS別の満足度を見ると、Androidが「画面の大きさ」に満足度が集中しているのに対し、iP_5dd89214d5f6ahoneは「端末の大きさ」「ブランド」「カメラ機能」などバランス良く満足を得ています。
 
満足度OS比較

ガラケーユーザーがAndroidでのスマホデビューが多い

一つ前に使っていた端末は、iPhone購入者は81.6%がスマートフォンだったのに対し、Android購入者は34.6%がフィーチャーフォンガラケー)で、スマートフォンを初めて使ったユーザーはAndroidに多い傾向が見られます。
 
前使用端末種別
 
以前使っていたスマートフォンの内訳は、iPhoneシリーズでは「iPhone5」が最多で13.0%のほか、昨年のモデル「iPhone6」が7.1%、「iPhone6 Plus」が4.7%と合計11.8%存在しました。
 
Androidシリーズでは「Xperia」が15.7%で最多、「AQUOS」と「GALAXY」がともに8.7%で続きました。
 
直前使用スマホ

購入場所は「ショップ」「量販店」、不満は「料金プラン」「待ち時間」「オプション」

スマートフォンの購入場所は、どちらも「キャリアショップ」が1位、「家電量販店」が2位でした。「キャリアのオンラインショップ」は4%台となりました。
 
購入場所
 
スマートフォン購入時の不満点をOS別に見ると、「料金メニューが分かりづらい」がAndroid 36.9%、iOS 36.1%でワーストでした。2位は「オプションに加入させられる」Android 34.6%、iOS 24.3%、3位は「待ち時間が長い」Android 28.5%、iOS 22.6%となっています。
 
両OSともワースト3の傾向はほぼ同様でしたが、全体的にAndroidユーザーのグラフが長く、不満が多い傾向があります。
 
不満点

購入上位の「ショップ」「量販店」に付き物の「待ち時間」「オプション」

スマートフォン利用者の満足度が昨年同時期の調査と比べて全体的に下がっていますが、これはスマートフォンの利用期間が長いユーザーが増えたことで、スマートフォンに新鮮味を覚えるユーザーが減り、結果として満足度が下がっていると考えられます。
 
また、購入経路では「キャリアショップ」や「家電量販店」が上位に並ぶ一方、購入時の不満点のワーストに、店舗での購入に付き物と言える「待ち時間が長い」や「オプションに加入させられる」が挙げられています。
 
店舗での待ち時間が気になる方や、ショップ店員からのオプション勧誘を断れない方は、その心配のないオンラインショップの利用を検討しても良いでしょう。
 
 
Source:MMD研究所
(hato)