iPhone6sへの期待から、発売前の米iOS市場シェアは最低レベルに下がっていた - iPhone Mania

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iPhone6s/6s Plusへの期待から、発売前の6月~8月において、iOSが米スマートフォンOS市場に占める割合が2014年8月以来最低のレベルに落ち込んでいたことが、Kantar Worldpanel ComTechの調べで明らかになりました。

買い控えでシェア低下か

Kantarは、2015年6月~8月の3ヵ月間における、米国、中国、オーストラリア、日本、欧州ビッグ5(ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、スペイン)のスマートフォンOS市場シェアの調査データを発表しました。
 
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それによると、米国における同期間のiOSシェアは28.4%で、前年同期の30.5%から2.1%下がっています。Kantarが8月にiPhoneユーザーに対し調査を行ったところ、11%が今後3カ月以内にiPhoneを買い替えるとし、うち87%がiPhoneを選ぶと回答しました。
 
9月にiPhone6s/6s Plusが発売されることがわかっていたため、6月~8月に買い控えが起き、iOSシェアが低下したとKantarは分析しています。

前年同期比でiOSシェアが下がったのは米国とスペインのみ

しかし興味深いのは、前年同期比でiOSのシェアが低下したのは米国とスペインのみで、ほかの国々では軒並みシェアが増えている点です。
 
Kantarによると、イギリスのAndroid市場でシェア首位はサムスンですが、6月~8月の前年同期比で市場シェアを落としており、2014年通年および2015年5月~7月期でシェアを伸ばしたAndroidベンダーはソニーとLGのみとのことです。

発売後5ヵ月間でGalaxy S6に買い替えたのはわずか4%

米国ではサムスンのGalaxy S6が市場背はを伸ばしたものの、iPhone6の地位を脅かすには至りませんでした。同モデルが4_5dd89214d5f6a月に発売されたあとの5ヵ月間(2015年4月~8月)で、新しいスマホに買い替えたサムスンユーザーは29%。また買い替えたユーザーのうち、Galaxy S5に買い替えたのは23%、Galaxy S6が4%、Galaxy S6 Edgeはわずか1%でした。
 
中国都市部では、4月~8月の携帯電話売り上げの84%がスマホであり、その売れ行きトップだったのがiPhone6/6 Plusでした。
 

 
 
Source:Kantar Worldpanel ComTech
(lunatic)