アップル、マップアプリで企業や店舗情報を掲載するMaps Connectを開始 - iPhone Mania
アップルは、自社のマップアプリに中小の企業や店舗のオーナーが、会社や店舗の情報を掲載したり、既存の情報を追加、修正したりできるよう、新たなツールMaps Connectの提供を開始したとSearch Engine Landが伝えています。
企業や店舗を無料で告知可能に
企業や店舗のオーナーは、設定画面から既存のApple IDでログインすれば、サービスは無料で使用できるようで、Apple IDがなければ新規に取得すれば同じく無料で利用が可能なようです。
新しく登録する場合には、名前、住所、電話番号など必要な情報を入力すると、Maps Connectから認証番号が自動的に送信され、これを入力することで登録が完了するようです。また、メール経由でも認証できるようです。登録の際には、エリア情報やビジネスカテゴリー、営業時間、SNSやYelpのリンクなど、多くの入力オプションが用意されているようです。
情報の反映には約1週間掛かる
Search Engine Landによりますと、追加や修正の情報を登録した後、iPhoneやMacのマップアプリ上に情報が反映されるまでには、1週間ほど掛かるとのことです。またアップルはMaps Connect上で不正防止の技術を導入しているとしていますが、具体的にどのようなものかは分かっていません。
iBeaconとも連動か
Maps Connectの登録の最後には、iBeaconへの登録についても尋ねられるのですが、登録の条件は少し厳しくなっているようです。例えば年間の来店客数が少なくとも100万人、Wi-Fi環境が整っており、iBeaconに対応したアプリがあり、正確な地図情報が整備されている必要があるとしています。
いよいよマップアプリも進化か
アップルは2012年に初めてマップアプリをリリースしましたが、当初は間違った情報が多く、それ以来正確で分かりやすいマッピングシステムになるように改善を重ねてきました。世界の各都市で「Ground Truth Local Expert」なるポジションを募集し、おもに人工衛星が撮影した地表の画像に、さまざまな付加情報を追加しています。マップアプリではインタラクティブな3DビューやFlyoverと呼ばれる上空からの俯瞰マップが追加され、今後さらに企業や店舗の情報、iBeaconによる位置情報を使った正確なマップアプリとして進化するようです。
日本国内からMaps Connectへの登録を試してみましたが、残念ながら今のところはアメリカ国内しか対応していないようです。
参照元 : Apple Insider
執 筆 : リンゴバックス