驚異的強さ!Apple、国内スマホ市場で半期別シェア8期連続首位獲得 - iPhone Mania
本日、国内でモバイルマーケティングを展開するMM総研が、「2015年度上期国内携帯電話出荷概況」を発表しました。
携帯電話の出荷台数がやや回復しているほか、Appleが引き続き国内スマホ市場で強さを発揮していることなどが報告されています。
国内携帯電話市場はやや回復傾向、スマートフォンの勢い増す
発表によりますと、2015年度上期(4月~9月)の国内携帯電話端末出荷台数は2000年度の統計調査開始以来、半期別出荷台数として過去最低となった昨年同期(1,578万台)から3.8%増の1,638万台となりました。
また、スマートフォン出荷台数は同20.2%増の1,262万台となり、総出荷台数に占めるスマートフォン出荷台数比率は77.0%(同10.5ポイント増)と、8割に迫る勢いになっています。
携帯電話の出荷台数が回復した要因として、MM総研は(1)2014年度上期は在庫調整の影響で減少したNTTドコモのスマートフォン出荷台数が回復(2)中価格帯のAndroidスマートフォン市場の拡大の2点を挙げています。
引き続きAppleが堅調
2015年度上期の携帯電話端末のメーカー別出荷台数シェアは、Appleが2011年度下期以降、8半期連続1位となりました。Appleの出荷台数は631万台(前年同期比5.0%増)でシェア38.5%(前年同期比0.4ポイント増)を占める驚異的な強さを見せています。2位ソニーモバイル、3位シャープ、4位富士通、5位サムスンと続きますが、いずれもAppleには大きく劣るシェアに沈んでいます。
なお、OS別の出荷台数については、iOS出荷台数とAndroid出荷台数はともに631万台(OS別シェア50.0%)で同数となりました。
携帯電話の出荷台数、通期では現象か
MM総研は、2015年度通期の総出荷台数を3,650万台(3.6%減)と予測しています。
通期では減少との予測ですが、これはフィーチャーフォンの減少幅が大きいことが影響しているものと思われます(890万台、14.4%減)。なお、スマートフォンは2,760万台で前期比0.4%増と微増傾向を示しています。
なお、2016年度以降の総出荷台数も減少傾向が続き、フィーチャーフォンだけでなくスマートフォンも出荷台数が微減傾向になるのではないかと予想されています。
格安SIM・SIMフリー端末が大手キャリアの不調を補填
このところ、好調との報道が続く格安SIMですが、MM総研の分析でも、大手キャリアの端末減少分をSIMフリー端末が補う形で拡大していくことが期待される、と報告されています。
Source:MM総研
(クロス)