アップル、好業績の一方キャッシュをしっかり蓄積か?! - iPhone Mania

ヘッジファンドファンドマネージャーであるDavid Einhorn氏はもはやアップルの巨額の現金保有高や収益について訴えることはしていませんが、11月21日、アップルは十分投資家に還元しているとは考えていないと談話を発表しました。

 

ティム・クック

 

アップルの資産運用はまだまだ

David Einhorn氏の談話はCNBCに掲載されましたが、アップルの資産運用についての評価はC+と格付けしていると語っています。彼は、2013年の初頭にアップルが現金を蓄積している問題で同社を訴えていました。その時に彼はD+と格付けしています。

 

企業価値を高める方策はおそらくもっとあるかもしれないが、現時点で不満を言うほど悪くなっていない状況と言えます。」と彼は語っています。

 

同氏が経営するヘッジファンドのGreenlight Capitalは、3年前にアップル株を買い付けています。彼の運用指針はパッシブ運用(注釈:市場平均に近い運用成果を目指す運用方法)を基本としていましたが、アップルの現金保有高が積み上りアップルに対する市場の評価が下落すると、この状況を手に負えないと彼は判断したようです。

 

資金蓄積はスティーブ・ジョブズの影響か?

また、アップルは同社を死の淵から蘇らせた共同創業者であるスティーブ・ジョブズによって育まれた企業文化により、現金保有高を積み上げていると彼は主張しています。

 

ちなみに、最近発売された最新のフラッグシップモデルのiPhone 5sについては賞賛しており、自分自身もiPhone 5s_5dd89214d5f6aを使っており、素晴らしい製品であると語っています。

 

アップルはこれまでも巨額な研究開発費を投入していますが、投資家からはそれでも現金保有が多すぎると言われています。ただ企業の健全性という点からは評価できるでしょう。

 

参照元:AppleInsider
執 筆:MIYA