各社「通話定額」プランは割高?!iPhone6発売に向けた対策は? - iPhone Mania

各社「通話定額」プランは割高?!iPhone6発売に向けた対策は?
 
携帯大手3社から、音声通話定額の新料金プランが出揃い、各社は既存の料金プランの受付を停止する予定です。音声通話の利用が少なく、現行の料金プランのほうが割安となるユーザーはどうすればよいでしょうか?

出揃った「通話定額」プラン、割高になる場合も

6月25日、auが新料金プラン「カケホとデジラ」を発表したことで、携帯大手3社の通話定額プランが出揃いました。各社とも、音声通話定額付きの基本料金2,700円に300円の接続料プラス容量に応じたデータ通信料金、という構造は共通です。
 
音声通話の多いユーザーにとって、「いくら話しても定額」は魅力的ですが、音声通話の利用が少なく、データ容量をシェアしない単身者の場合は、現行の基本料金とデータ通信料金の組み合わせのほうが割安になります。
 
auの新料金プランを発表した田中社長自ら「少し高いかな」と本音を漏らしたとマイナビニュースなどが報じているように、通話が少ないユーザーには割高感があります。

各社とも現行料金プランは近々受付終了

各社は、新料金プラン発表後、現行プラン縮小の方針を示しています。最初に「カケホーダイ&パケあえる」を発表したドコモは、2014年8月31日(日)をもって「タイプXiにねん」など、従来の基本料金プランの新規受け付けを停止すると発表しています。
 
ドコモ
 
「スマ放題」を発表したソフトバンクも、現在主流の基本料金プラン「ホワイトプラン」の新規受け付けを8月31日で終了すると案内しています。ソフトバンク間の通話無料などの衝撃的発表で話題となった「ホワイトプラン」の終了には寂しさを感じるユーザーも多いのではないでしょうか。
 
ソフトバンク
 
最後発となったauは、本稿執筆時点では現行プランの受付終了時期について明確な発表は行っていませんが、先行2社と同様、いずれ受付を終了するのは間違いないと見て良さそうです。

iPhone6が出ても現行料金プラン維持が得?iPhone4s以前のユーザーは注意!

現行の料金プランのほうが各社の通話定額プランより割安となるユーザーの場合、対応策は「機種変更しても現行のプランを守り抜く」しかなさそうです。たとえば、現在iPhone5以降のモデルを使っていて、9月にiPhone6への機種変更を考えている場合、LTE向け料金プランをそのまま継続することは可能です。
 
注意が必要なのは、LTE非対応のiPhone4s以前のモデルを利用しているユーザーがiPhone6に機種変更する場合です。iPhone6用料金プランの情報がありませんが、LTE向け料金プランと同等のものが適用されると考えられそうです。非LTE向け料金プランユーザーは、既存のデータ定額プランを継続できないため、新料金プランへの加入が必須となります。
 
iPhone4s以前のユーザーが現行料金プランでの契約を維持したい場合、(予算と状況が許すなら)8月末の新規受け付け終了前に現在のLTE向け料金プランでiPhone5sなどを契約し、その後の機種変更では料金プランを維持し続ける・・・という方法も考えられそうです。
 
ただし、今後は各キャリアが新料金プランへの一本化を進めてくると考えられるほか、iPhone6の発売に合わせたキャンペーンを展開することも予想され、現行プランもいつまで継続利用できるか不透明です。ユーザーとしては、自分や家族の利用パターンをキャリアの「マイページ」などで確認しておくのが良さそうです。
 
 
参照元NTTドコモソフトバンクauマイナビニュー_5dd89214d5f6a
執 筆:hato