アップル、Quanta社の工場で発覚した労働問題改善に着手 - iPhone Mania

公正労働協会(Fair Labor Association:FLA)は、15日にアップルの外部委託先であるQuanta Computer社の2つの工場に関するレポートを発行しました。その中で、昨年8月時点において労働時間、雇用方針、報酬、安全衛生面などの項目でいくつかの法令違反があったことを指摘しています。
 
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上海と常熟の工場が調査対象に!

今回、Quanta Computer社における上海と常熟(チャンシュー)における工場が調査対象となりました。Quanta Computer社は、MacBook Airをはじめとした様々なMac関連の商品ラインナップの多くを製造受託しているアップルのパートナー企業です。
 

アップル工場の労働環境はブラックか?!

法令違反行為は両方の工場で発見され、管理監督者によるパワハラ発言、ブローカーや労働派遣のエージェントによる高額な仲介手数料の搾取、長時間労働などの劣悪な労働条件の実態が確認されているようです。
 
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レポートによると、常熟における労働者の62パーセントが、2012年第4四半期に休日を取れない状況が続き、16日間の労働が続いたこともあったようです。
 
アップルは、サプライチェーンの工場がアップルとの規約を遵守しているかどうかを監査する外部委託業者監督のためのチームを結成し、未成年者の労働防止や、労働安全衛生、適切な労働環境の保全に努めています。
 
iPhone6や新型iPad等の発売を控えて、アップルのサプライヤー各社はさらなる工場稼働を余儀なくされる可能性が高く、より一層の労働関連法令遵守を約束してもらいたいところです。
 
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参照元:MacRumors
執 筆:MIYA