Apple Music、無料期間終了後も有料サービスを継続したユーザーの比率は? - iPhone Mania

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Apple Musicのトライアル期間である3ヵ月が終わってから、有料サービスへと切り替えたユーザーの比率はどれくらいでしょうか。米Fortuneが調査結果を報告しています。

Apple Watch所有者を対象に実施

Appleが7月に開始した音楽配信サービスApple Musicに、導入と同時に加入したユーザーの3ヵ月の無料トライアル期間が10月1日に終了しました。
 
調査会社Wristly.coが、1,350人のApple Watchユーザーを対象に実施した調査結果を、Fortuneが公開しています。調査対象人数が少ないうえに、iPhoneではなくApple Watchユーザーであることから、この数字がApple Music利用者全体を代表しているとはいいにくいのですが、参考までにご紹介します。

女性より男性、若者より高齢者が有料でも継続

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調査結果から次のようなことが判明しています。
  
・3人中2人以上がApple Musicを試した
42%は有料サービスに切り替えた、あるいは切り替える予定
・20%は試したが、キャンセルした
 
また調査からは、女性のほうが男性に比べ、有料音楽配信サービスに関心がないと答えた人の比率が2倍近く多かった(27%対14%)ことがわかっています。また年齢別では、ベビーブーマー世代のほうが、18~24歳の若者層よりも、有料サービスへの切り替え率が高くなっています(28%対5%)。

他の音楽配信サービスと比較

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また調査会社Jackdaw ResearchのJan Dawson氏が、Apple Musicおよびその他類似の音楽配信サービスのユーザー転換率を調べ、まとめています。この棒グラフは8月に作成されたものなので、Apple Musicについては有料サービス利用者は0となっています。
  
上の棒グラフをご覧ください。Spotifyでは有料音楽配信サービス利用者は全体の27%、Pandoraは5%となっており、前述のApple Watchユーザーを対象にした調査で42%が「有料サービスに切り替えた、あるいは切り替える予定」と回答しているのに比べると、かなり低い数字です。
 
ただしDawson氏が指摘しているように、SpotifyとPandoraでは無料サービスと有料サービスの両方が常時存在しているのに対し、Apple Musicでは3ヵ月のトライアル期間終了後は有料サービスしか存在しないので、単純比較は難しいかも知れません。
 
 
Source:Fortune
(lunatic)