米スプリントがソフトバンク体制で本格始動!米国でも価格競争が過熱化! - iPhone Mania

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ソフトバンク孫社長は、8日に開催した2014年4-6月期の決算会見の中で、子会社の米スプリントの今後の展開について、ネットワークの改善に一定のめどが立ち、これまで控えてきた顧客獲得を本格化させる意向を示しました。

スプリントの現状

スプリントの2014年4-6月期は、純損益は2,300万ドルの黒字と前年同期の約16億ドルの赤字から浮上したものの、売上高は約87億8,900万ドルと、前年同期の88億7,700万ドルから減少しました。
 
月次の契約者数も24万5,000件の流出となるなど、厳しい状況が続いています

ネットワークは改善した

これまでネットワークが弱いと言われてきたスプリントの現状と今後の展開について、孫社長は、「我々が自信を持てないネットワークに対して営業攻勢を強めて顧客獲得に動くことはこれまで出来なかったが、ネットワークの改善が進んだので、本格的に営業攻勢に入る」と話し、今後は本格的に営業活動を始動する意向を示しています。

米国でも今後は価格競争が本格化?

孫社長は同会見の中で、「現在のベライゾン・コミュニケーションズとAT&T社の2強状態よりも(スプリントを加えた)3つどもえの状態の方が市場がより健全となり、激しい競争が起きると思っている」と従来と同様の主張を示し、今後スプリントの積極販売が市場を活性化して、日本と同様、携帯電話料金の価格競争が激化していくことを暗示しました。
 
以前掲載した、日本と世界各国の携帯電話料金の比較を見ると分かる通り、米国(ニューヨーク)の携帯_5dd89214d5f6a電話料金は比較的高めです。
 
この現状に対して孫社長は一石を投じる形となっていくのでしょうか。今後の米国における携帯電話料金の推移について要注目ですね!
 
 
参照元:REUTERS
執 筆:クロス