台湾SPILを巡るAppleサプライヤー大手2社の争い、勝者はFoxconnか - iPhone Mania

iPhone6s 部品
 
Appleの主要サプライヤーであるFoxconnとASEが、台湾のSPILを傘下に収めよう_5dd89214d5f6aと、争いを繰り広げています

半導体封止・検査市場での覇権争い

Appleの生産委託先である台湾Foxconn(鴻海精密)と、半導体封止・検査の世界最大手であり、Apple Watch向けの部品組み立ても行うASE(日月光半導体製造)が、半導体封止・検査で世界2位、昨年よりiPhone向け部品の提供を開始した台湾SPILを掌握しようと、せめぎあいを続けています。
 
米ウォールストリート・ジャーナルの報道によると、ASEは市場首位の立場を守るため、SPILを傘下に収めようと計画していました。しかしFoxconnが、同社と提携するほうが、対Apple事業で有利になると持ちかけたようです。

決着は株主総会

SPILの株主は15日、株主総会を行い、Foxconnの提示する提携条件について投票を行う模様です。ASEはSPILの株式を取得していますが、投票の権利を得るには間に合わなかったため、他のSPILの株主らに手紙を送り、Foxconnとの提携に反対票を投じるよう呼びかけています。
 
ASEはSPILとFoxconnの提携に対し、反対を表明していました。
 
今年8月、ASEはSPILに対しTOB(株式公開買い付け)を仕掛けましたが失敗。8月末にSPILはFoxconn株式交換を行い、FoxconnはSPIL株21.2%を所有、筆頭株主となっています。
 
 
Source:9to5Mac
(lunatic)