イー・アクセスと合併のウィルコム専務「社名・ブランド名をユーザー投票で」iPhoneユーザーにメリットも? - iPhone Mania

イー・アクセスと合併のウィルコム専務「社名・ブランド名をユーザー投票で」

12月3日、イー・アクセスウィルコムの両社は2014年4月1日付けで合併することを発表しました。両社はともにソフトバンクグループで、イー・アクセスは「イー・モバイル」ブランドで知られ、ウィルコムは唯一のPHS事業者であり、ともに根強いファンを獲得しています。
 
存続会社はイー・アクセスとなり、社長には現イー・アクセス社長のエリック・ガン氏が就任予定ですが、合併後の社名やブランド名については未定とのことで明かされていません。

ウィルコム宮川専務、新社名・ブランド名「ユーザーに公募して投票も良い」

ツイッターなどネット上には、ウィルコムPHSを愛用しているファンや、「学生時代PHSにお世話になった」という元ファンが驚きの声を上げ、「willcom」ブランドが消滅するのではと悲しみの声が多くあがっています。これに対して、ウィルコムの宮川潤一専務は12月4日、ツイッターで以下のようにつぶやき、ファンへの感謝を述べました。


ウィルコム宮川専務、ファンに感謝

ウィルコムという社名、またブランド名を愛してくださる声がこんなに多数で、関係者は熱い思いで拝見しております。この場をお借りしてお礼申し上げます。有難う御座いました。


 
また、「私的な意見」と断ったうえで、合併を結婚に例えて以下のように語り、新会社・新ブランド名についてユーザーに公募して決定する可能性も示唆しました


ウィルコム宮川専務、ユーザー公募を示唆

例えば結婚の際に女性の場合、一般的には旦那様になる方の名字にされる方が大半ですが、ずっと一緒だった名前の変更は「悲しい」と思われる方もいらっしゃると思いますし、大好きな旦那さんと同じ名字だと「嬉しくてたまらない」と思う方もいらっしゃると思います。
 
私はどちらの思いも素敵だと思うし尊敬します。企業の合併は、更に新社名、新ブランドにするという選択も加えられますので悩ましいです。今のところ何も決まった事実はないそうですので、新会社の社名、ブランドのあり方は、広くユーザさんに公募して投票で決めるのも良いかも知れませんね。


 
ウィルコムブランドへの愛情あふれるファンの言葉に触れて、つい出てきた言葉かもしれませんが、新会社・新サービスをファン投票で決めるとなれば非常に珍しいことで、話題になることは間違いないでしょう。

シナジー効果によるユーザーへのメリットに期待

今回の合併は、既に協力関係にある同グループ内でのもので敵対的買収ではないことから、現行サービスが廃止や大規模縮小に追い込まれる心配は少ないと見てよさそうです。むしろ、合併によって経営資源を効率的に活用できることにより、シナジー効果でサービスのさらなる拡大が期待できそうです。
 
ソフトバンクイー・モバイルウィルコムの3社間で通話料を無料とするサービスが11月28日から開始されたばかりですし、高速なLTE通信を実現しているソフトバンクの「倍速ダブルLTE」はイー・モバイルの周波数帯域を活用したものです。すでにグループ内のシナジー_5dd89214d5f6a果は出ていると言えますが、今回の合併で、iPhoneユーザーとしては更なる成果を期待したくなります。
 
ウィルコムイー・モバイル、そしてソフトバンクユーザーとしては、既存ユーザーがさらに快適に活用できるサービスの提供を期待したいところです。
 
 
参照元ウィルコムイー・アクセス
執 筆:hato