ビッグサプライズ!ソフトバンクに元Googleの最高事業責任者ニケシュ・アローラ氏が参画 - iPhone Mania

ニケシュ・アローラ
本日Googleの最高事業責任者で欧州事業を担当した、ニケシュ・アローラ氏がソフトバンクが新しく米国で設立するSoftBank Internet and Media, Inc.(以下「SIMI」)のCEOとして、今年の10月に就任することを発表しました。
 
同氏は2つの役職に就任する予定で、1つはバイスチェアマンとしてソフトバンク代表取締役孫正義社長の直属となり、グローバルな成長戦略の策定から実施管理などを担当することになります。2つ目はSIMIのCEOとして、ソフトバンクが近年展開してきた事業全般を直接監督することになるそうです。

ソフトバンク孫社長のコメント

アローラ氏を迎えるに辺り、孫正義氏は以下のようにコメントを寄せています。
 

「さらなる事業拡大に向けて進んでいく我々にとって、ニケシュを超える逸材は考えられません。彼は我々の世界展開に大いに貢献してくれるでしょう。バイスチェアマン就任後は、グローバルな成長戦略の策定、実施、管理において私の右腕となって活躍してもらいます。さらに、SIMIのCEOとして、ソフトバンクがここ数年にわたって展開してきたインターネット、通信およびメディア事業、グローバルな投資活動を直接監督してもらいます」
 
「幸運なことに5年前の出会いから、ニケシュと私は交流を続けてきました。彼は貴重な能力を有しています。財務や事業戦略に関する驚くべき眼識だけでなく、歴史上最も急激に成長した会社の一つで10年にわたり積み重ねた経営陣としての経験、通信事業に係る豊かな知見を活かして、ソフトバンクをさらなる成長に導いてくれると信じています。次の株主総会で、ニケシュをソフトバンク株式会社の取締役候補にしたいと考えています」

Google最高経営責任者ラリー・ペイジ氏のコメント

Googleの共同創業者で最高経営責任者ラリー・ペイジ氏もこの事についてGoogle+でコメントを寄せています。
 

おおよそ10年の間、Googleで最高事業責任者として勤務したニケシュ・アローラは、ソフトバンクの新会社SoftBank Internet and Media, Inc.のCEOと株式会社ソフトバンクバイスチェアマンに就任する事になりました。
 
私とニケシュ・アローラが初めて出会った大英博物館での事を思い出します。どういうわけかセルゲイがこの場所で面談をセッティングしました。ニケシュは素晴らしいリーダーであり、多くの事を一緒に学び、私を含めた多くのグーグラーにとって良きアドバイザーであり師匠でした。
 
ニケシュ・アローラの職務は長年にわたりGoogleの営業チームを率いてきたオミッド・コーデスタニが当面の間引き継ぐ事になります。オミッドを雇ったとき、Googleはエンジニアだらけで、ビジネスの出来る人材は一人もいませんでした。大きな卓球台の上でオミッドと面談したのを覚えています。私が彼を採用したのは、大学で電気工学を学んだエンジニアであったからですが、それが現在でもオミッドが活躍している理由だと思います。
 
オミッドは私に近い位置でアドバイザーをしてくれていましたが、2011年にCEOに復帰して以来、より密接になりました。引き継ぎをする事業でも、彼のリーダーシップの元で素晴らしい仕事をしてくれると信じています。

 
ソフトバンクは米国の携帯キャリア、スプリント買収に続き、T-Mob_5dd89214d5f6aileの買収でも大筋合意がされたと報道されています。
 

 
参照元ソフトバンクプレスリリース
執 筆:iPhone Mania