台湾、iPhone6筐体受注で7月売り上げが予想を大幅に上回る - iPhone Mania

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台湾Catcher Technologyが、現地時間5日に発表した7月期の売り上げが、当初の予測を大幅に上回りました。アナリストらはAppleによるiPhone6筐体の発注のためと見ています。

iPhone6効果で前年同期比36.8%増

アナ_5dd89214d5f6aリストらは同社の7月期の売り上げが、前年同期比2ケタ減となると予測していました。しかし実際は同36.8%増、前月である6月と比べても0.3%増の46億4,400万台湾元(約157億7,000万円)と、単独月の売り上げとしては過去2番目となる好調ぶりでした。

iPhone6筐体の出荷は7月から始まった

台湾のYuanta SecuritiesのアナリストであるJeff Pu氏は、予想よりも早いiPhone6の受注が、売れ行きが低迷しているSony Xperia Z2やHTC M8などのほかのスマートフォン事業を相殺したと分析しています。Catcherの7月の好調な売り上げはまた、iPhone6筐体の出荷が7月から始まったことを示しているといいます。
 
Pu氏は7月から9月期の売り上げについては、引き続きiPhon6の恩恵を受けて、前四半期対比で7%増となるとし、またAppleMacBook受注も同社の売り上げを支えると見ています。
 
またPu氏は、競合する米Jabil Circuitの歩留まり率が低いことから、今後もCatcherはiPhone筐体出荷で優位に立つとし、2014年第4四半期、2015年第1四半期ともに売り上げは堅調に伸びるとの予測を明らかにしました。

iPhone6の4.7インチ版だけでなく5.5インチ版の筐体も受注か

さらにPu氏は、CatcherはiPhone6の4.7インチ版の筐体だけでなく、5.5インチ版の筐体も受注する可能性があると指摘しています。
 
業界関係者によれば、現在iPhone6の4.7インチ版の筐体についてはCatcherが、5.5インチ版についてはFoxconn Technologyが供給しているとされています。
  
参照元: Patently Apple
執 筆: lunatic