2014年第1四半期出荷のスマホの3分の1は5インチ以上のディスプレイを搭載 - iPhone Mania

Canalysスマホ5インチ以上
 
次期iPhone6は、現行機種よりも大きな4.7インチと5.5インチのディスプレイを搭載すると噂されていますが、調査会社Canalysの報告書から、2014年第1四半期に世界全体で出荷されたスマートフォン2億7,940万台のうち、約900万台に相当する34%が、5インチ以上のディスプレイを搭載した機種だったことが明らかになりました。
 
5インチ以上のディスプレイ搭載機種の出荷台数は、前年同期と比べると369%も増えています。

5インチ以上ディスプレイのスマホ市場ではサムスンが圧倒

Canalysによれば、ディスプレイが5インチ以上のスマホ市場では、サムスンが44%のシェアを占めており、5.5インチ以上となるとその市場占有率は53%にのぼります。
 
ただしLenovoHuawei、LG、ソニーなども、このクラスの製品の出荷台数を増やしているのと、アップルの参入も見込まれることから、消費者は高性能、高価格機種には大型ディスプレイの搭載を期待するようになると見られています。
 
興味深いのは、500ドル以上で販売されている高性能・高級スマホの47%は5インチ以上のディスプレイ搭載機種であり、残り53%のうち87%はiPhoneだということです。したがってアップルがスマホ市場で競争力を維持するには、大型ディスプレイへの移行が不可欠だと、Canalysは分析しています。

スマホ出荷台数上位10社のうち半分は中国メーカー

2014年第1四半期のスマホの出荷台数は、前年同期比では2_5dd89214d5f6a9%増ですが、年末商戦を含む2013年第4四半期と比べると5%減となっています。
 
そのうち81%はAndroid搭載機、iOS搭載機は16%、Windows搭載機が3%でした。メーカー別シェアでは首位がサムスンで31%、2位はアップルで16%でした。以下10位までのうち、3位Huawei(華為)、4位Lenovo、6位小米(Xiaomi)、8位Yulong、9位ZTEと、半分を中国メーカーが占めています。また中国のスマホ市場は世界全体の35%を占め、12%の米国をはるかに上回る世界最大の市場となっています。
  
参照元: Canalys
執 筆: lunatic