米国のスマートウォッチ市場はまだまだ幼年期 - 調査結果 - iPhone Mania

Apple Watch
スマートウォッチやスマートバンドを所有している16歳以上のアメリカ人は、わずか3%しかおらず、ウェアラブルバイス市場は、未だ幼年期にあたるという新たな調査結果をKantar Worldpanel ComTechが発表しました。
 
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公開された調査結果は11,000人を対象に8月に実施したデータに基づいています。

業界はスマートウォッチ市場を重視

今回明らかにされた_5dd89214d5f6aデータにも関わらず、製造メーカー、エコシステムを提供するベンダー、開発者たちはスマートウォッチやスマートバンドの今後の市場性を重視している模様です。

技術進歩が激しいスマートウォッチ

スマートウォッチが市場に登場して既に数年が経ちます。Pebbleのスマートウォッチが2012年に登場し、スマートウォッチのカテゴリーを形成しました。しかし、現在使用されているスマートウォッチで2013年に購入されたのはわずか1%にすぎず、2014年に購入されたのは14%でした。

現在はアーリーアダプターが購入

スマートウォッチの購入傾向は、従来の購入パターンにあるように、流行に敏感な「アーリーアダプター」がまず購入するというもので、3分の2の購入者が男性となっています。また、その内の3人に1人が25歳〜34歳に分類されます。
 
アップルのようなベンダーは、「技術好きではない」一般の人たちに訴求するようなデザインや特徴を出していますが、いまだ成功しているとは言えません。

33%がオンラインで購入

調査を担当したKantar Worldpanel ComTechのCarolina Milanesi氏は、スマートウォッチの購入場所について、ジュエリーショップよりも家電製品店で購入されていると述べており、33%がオンライン、17%が家電製品店、11%がプレゼントとして贈られたとしています。

スマートウォッチでアップルを連想は92%

スマートウォッチやスマートバンドで連想するブランドは?との質問に、アップルと答えたのは92%にもおよび、Fitbitが47%、Googleが34%、Samsungが33%となっています。
 
また、スマートウォッチやスマートバンドを所有していない人の20%(男性17%・女性22%)が、スマートウォッチやスマートバンドが何なのかを理解しておらず、11%の人は聞いたことがないと答えています。
 
今後1年間にスマートウォッチを購入しない人は男女とも同じ割合ですが、年齢が上がるほどその傾向は強く、50歳〜64歳では29%となっています。

高価、スマホで十分

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購入しない一番の理由は、「価格が高い」で41%、次がスマートフォンの役割で十分」が33%となっています。
 
購入しない理由で、「スマートウォッチのことが分からない」と答えたのはわずか8%ですが、ほとんどの消費者はスマートウォッチのメリットや、特徴をほとんど理解しておらず、今後アップルや他のベンダーは、消費者に製品のメリットや機能を十分伝える努力が必要となっているようです。
 
 
Source : Kantar Worldpanel
(リンゴバックス)