Apple、iPhone 5cは失敗だったのか - iPhone Mania

iPhone5c一覧
 
iPhone 5cの販売不振で生産量を半減させる方針だと報じているニュースがありました。確かに国内でもiPhone 5cの在庫は潤沢にあるにも関わらず、iPhone 5sの在庫については、数週間から数か月待たないと入ってこないという状況が続いています。
 
これらを打開するために、iPhon_5dd89214d5f6ae 5sの増産体制にシフトするという事です。これで国内のiPhone 5s市場も、潤沢に在庫が回ってくるようになるのではないでしょうか。ただ各携帯電話会社毎に発表されている在庫入荷状況では、少なくとも2週間待たされるケースなどもあり年内いっぱいは落ち着かない状況とも言えそうです。

 

iPhone 5cの投げ売り開始か?!

一部の家電量販店などで見かけたキャンペーンですが、iPhone 5cを契約することで様々なオプション加入がありますが、商品券などのキャッシュバックが数万円単位で実施されているようです。
 
このような風景を見ると、各携帯電話会社ともiPhone 5cの投げ売りが始まったかと思わざるをえません。高機能なものを選択する消費者の心を読むことができなかった事が、今回のiPhone 5cの減産という体制を招いたAppleの大きな計算違いとも言えるでしょう。

 

iPhone 5cが売れない理由

なぜiPhone 5cは消費者の関心を引くことができなかったのでしょうか。それには廉価版になり切れなかったさまざまな理由が原因のようです。CPUなどもiPhone 5sから見ればひとつ前のiPhone5と同等のものですし、内蔵ストレージも32GBまでとなっているのですが、販売価格がiPhone 5sから見ても1万円程度しか違いがないんです。

そのような状況から「値段が高い廉価版」と、矛盾のある製品に受け取られている可能性があります。

 

今後の課題

iPhone 5sを増産する形をとるのは良いと思いますが、市場で回っているiPhone 5cをどのように販売していくのかが、非常に気になるところです。もしかすると基本価格をさらに下げてくるなど、Appleとしては苦渋の判断を求められてしまうような結果になりかねません。これからのAppleの動向が気になるところです。
 
iPhone 5cを応援したらこうなった
 
 
執 筆:KSM