激動の4~6月期決算、純増数トップはソフトバンク!孫社長「数より満足度」 - iPhone Mania

激動の4~6月期決算、純増数トップはソフトバンク!

ソフトバンクが8月8日に2014年度第1四半期(4~6月)決算を発表し、大手3キャリアの決算と純増数が出揃いました。顧客獲得競争の過熱を受けて、2014年3月で毎月の純増数発表を取りやめて以来、初めて出そろった純増数は、ソフトバンクが55万7,000件でトップに立ちました。

激動の2014年度第1四半期、純増トップはソフトバンク

ソフトバンクが8月8日に決算発表会を行い、2014年度第四半期決算と純増数などを公表しました。これにより、大手3キャリアの純増数が以下のように出揃い、純増数トップはソフトバンクとなりました。MNPについては、先日の決算発表で前年比の改善について触れたドコモのみで、KDDIソフトバンクからは公表されていません。
 
ソフトバンク:55万7,000件
au:49万4,000件
●ドコモ:46万800件
 
4月から6月のこの時期は、3月に過熱化したMNPキャッシュバック商戦が同月下旬には沈静化、各社による毎月の純増数とMNP実績発表が四半期ごとに変更、4月にはドコモが新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」を発表、その後ソフトバンクが「スマ放題」を発表、auも「カケホとデジラ」で追随するなど、競争環境が大きく変化した時期でした。

純増数No.1に孫社長「契約数よりもユーザーの満足度」

ケータイWatchによると、ソフトバンク孫社長は、決算発表で純増数1位について特に強調することはなく、「純増数は形骸化していた」と語り、「形式よりも着実にネットワークを改善して、着実にお客さまに満足してもらえるサービスを、競争を激しくやっていく」と、今後の競争では契約数よりもユーザーの満足度が重要との見方を示しています。
 
孫社長は、総務省が7月に方針を決定した「SIMロック解除の義務化」と「クーリングオフ」についてどちらも基本的に賛成と語っています。
 
特に「SIM_5dd89214d5f6aロック解除の義務化」については、制度自体に反対するものではないとしながらも、アップルが昨年11月から販売しているSIMフリーiPhoneがほとんど売れていないことを引き合いに、日本では需要がないとの見解を示しています。

変化が続く携帯業界の競争軸、ユーザーにメリット多い変革を望む

この春から夏にかけて、純増数・MNP動向の月次公表取りやめ、各社の新料金プラン発表、SIMロック解除の義務化とクーリングオフ導入の決定、そして「2年縛り」規制の動きと、携帯電話業界は大きな変化を迎えつつあります。
 
携帯キャリア各社の競争軸は、今後もさらに変化が続きそうです。私たちユーザーにとってメリットの多い制度へと変わっていくことを期待したいところです。
 
 
参照元NTTドコモKDDIソフトバンクケータイWatch
執 筆:hato