日本のスマホ料金を世界と比較!ドコモの新料金は高い? - iPhone Mania

レーダーチャート
 
総務省は7月29日、世界の主要7都市の通信料金を比較した「電気通信サービスに係る内外価格差調査」の結果を公表しました。iPhoneなどスマートフォンの利用料金や、ドコモの新料金プランを世界の都市と比較しています。

世界7都市の通信料金を比較した調査データ!

調査は、携帯電話、ブロードバンド、固定電話について、世界の7都市(東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフストックホルム、ソウル)の比較を行っています。調査対象には各都市において最もシェアの高い事業者を選定しており、東京ではドコモ、ニューヨークではVerizon、デュッセルドルフではT-Mobileなどが選ばれています。
 
比較対象キャリア
 
調査データは、調査対象事業者の公開情報とヒアリングにより収集し、各都市の物価水準を考慮した購買力平価により比較しています。総務省はデータについて、為替レートや利用形態により料金が異なるためあくまでも指標として見るのが適当、としています。

スマホ料金、一般ユーザは7都市中4番目の安さ、ライトユーザは3番目に高い

iPhoneなどスマートフォンの料金は、総務省のデータやOECDの定めるモデルから、データ通信量が月2GBの「一般ユーザ」と500MBの「ライトユーザ」に分けて比較しています。(音声通話47分、メール月338通は共通)
 
スマホ料金比較条件
 
一般ユーザの料金は、東京は7,263円で7都市中4番目に安い、という結果でした。最も安いのは4,313円のストックホルム、最も高いのは10,308円のニューヨークでした。
 
スマホ料金・一般
 
ライトユーザの料金は、東京は7,263円で、8,018円のニューヨークに次いで7都市中5番目に安い(3番目に高い)、という結果になりました。最も安いのはソウルで3,493円と、東京の半額以下でした。
 
スマホ料金・ライト

ドコモの新料金プランを世界と比較すると中庸?

データ容量のシェアが可能なドコモの新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」をベースに、家族4人で10GBを2.5GBずつシェアした場合についても比較しています。なお、家族間でのデータシェアはソフトバンクの新料金_5dd89214d5f6aプラン「スマ放題」でも同様に可能です。
 
データシェアでの比較条件
 
一般ユーザの場合、東京は6,213円で、7都市中4番目に安くなりました。最も安いのはストックホルムの4,313円、最も高いのはデュッセルドルフの9,180円でした。
 
データシェア・一般
 
ライトユーザの場合、東京の6,213円は7都市中で5番目に安いという結果となりました。最も安いのはソウルの3,493円、次いでストックホルムの4,313円でしたが、それ以降の都市は6,000円台で大きな差はつきませんでした。
 
データシェア・ライト
 
一般ユーザ、ライトユーザとも、ドコモの新料金プランは世界の主要都市の中では中庸といった位置となりました。

日本のスマホは高め、フィーチャーフォン光回線は世界的に見て安い!

総務省の調査では、固定回線についても比較調査を行っています。主要サービスの料金を、外側に行くほど安いことを示すレーダーチャートで比較すると、赤線の東京は「スマートフォンは中間か高め」、「フィーチャーフォンFTTH光ファイバー)は世界的に見て安い」ことが分かります。
 
レーダーチャート
 
2020年の東京オリンピックパラリンピックの頃にはスマートフォンで鮮明な画質が楽しめる超高速通信が可能な次世代LTEの電波を大手キャリアに割り当てられることとなっています。私たち利用者としては、スマートフォンの通信速度と同時に、利用料金も世界最安になって欲しいところです。
 
 
参照元総務省
執 筆:hato