ソフトバンク傘下の米Sprint、T-Mobileとの経営統合に向け協議を再開か - iPhone Mania

Sprint T-Mobile ソフトバンク
 
ソフトバンク傘下の米携帯キャリアSprintが、T-Mobileとの経営統合に向けて協議を再開した、と米紙The Wall Street Journalが報じています。2014年から協議を繰り返す両社による、3回目の交渉となります。

2014年から3度目の交渉

The Wall Street Journalによると、SprintT-Mobileの協議は、現時点では準備段階で、今回の交渉で両社が合意に至る見通しは立っていません。
 
2014年から経営統合に向けた話し合いを行っている両社ですが、オバマ政権時代には経営統合で大手キャリアが4社から3社に減ると自由な競争が阻害される懸念が_5dd89214d5f6aあるとの規制当局の判断により、経営統合を断念しています。
 
前回、2017年10月にも交渉が行われましたが、協議は打ち切られています。これは、Sprintの親会社で株式の約85%を保有するソフトバンクと、T-Mobileの親会社であるドイツのDeutsche Telekomの間で、統合後の経営の主導権に関する調整がまとまらなかったためとされています。

株式市場は経営統合のニュースを好感

契約者数で米携帯キャリア4位のSprintと、3位のT-Mobile経営統合が実現すれば契約者数は約1億人となり、2位のAT&Tを抜き、トップのVerizonが持つ1億1600万人に迫る規模となります。
 
T-Mobileは、業界に先駆けてデータ通信無制限プランを導入するなど、積極的な料金設定やキャンペーンで攻勢をかけ、契約者数3位の座をSprintから奪っています。
 
両社の経営統合が実現すれば、通信設備の統合や経営の効率化が進むと期待されており、統合に向けた交渉再開が報じられた直後、Sprint株は17%、T-Mobile株は5.6%、それぞれ株価が上昇しています。

 
 
Source:The Wall Street Journal
(hato)