フォルクスワーゲン、アップルのCarPlay対応車種をディーラーに納車開始 - iPhone Mania
フォルクスワーゲンはアップルのCarPlayに初めて対応した2016年モデルを販売ディーラー向けに出荷を開始した模様です。CarPlayにはMIB-IIと呼ばれる、フォルクスワーゲンの次世代車載システムを搭載するモデルで対応するようです。
CarPlayと同時にAndroid Autoにも対応
自社の新たな車載システムMIB-IIでは、アップルのCarPlayへの対応だけでなく、グーグルのAndroid Autoにも対応しています。また、フォルクスワーゲン独自のCar-Netアプリにより、リモートロック、遠隔操作でのクラクションやライトのオンオフ、駐車場情報、盗難時の位置情報の取得、衝突自動通知機能、診断機能、モニタリングなど多岐にわたる機能の利用も可能となっています。
CarPlayは無料、自社のCar-Netアプリは有料
アップルのCarPlayとMIB-IIシステムは無料で利用できますが、フォルクスワーゲン独自のCar-Netアプリには年間199ドル(約24,700円)の利用料金が掛かります。なお、当初の半年間は無料で利用が可能です。
2016年ほとんどの車種で対応
フォルクスワーゲンはかつてiPodへいち早く対応した自動車メーカーでしたが、CarPlayのリリースの際には、最初の提携自動車メーカーとして名前はありませんでした。しかし、今年1月に2016年モデルでCarPlayに対応することを表明していました。
フォルクスワーゲンによりますと、エントリーモデルは別にして、ほとんどの車種の2016年モデルに、新たなMIB-IIシステムを搭載するとしています。
MIB-IIシステムには4つのバリエーションがありますが、6.3インチと6.5インチの静電容量方式のタッチディスプレイを搭載したシステムでは、マルチタッチジェスチャーの操作が可能で、独自のApp-NetとアップルのCarPlayに対応しています。ただし、解像度400×240のタッチパネル式の5インチディスプレイを搭載した、エントリーモデルはCarPlayには対応していません。
最上位となるシステムではCarPlayに対応し、8インチのタッチスクリーンを装備しており、2.5Dナビゲーションや電気自動車向け機能なども追加されています。このシステムは現在のところ2016年式のe-Golf SEL Premiumモデルのみに搭載されています。
ディーラーには対応モデルが入荷済み、今後も車種を追加
7月終わりには、フォルクスワーゲンの販売店に最初の2016年モデルとして、Golf RとTiguanが既に入荷されています。また、CarPlayに対応したMIB-IIを搭載した、新たな車種が今年後半には追加される予定となっています。
Source : MacRumors
(リンゴバックス)