iPhone 5s / 5cはこう 修理する!スタッフ向けトレーニング動画を公開 - iPhone Mania


2-1.バッテリー取り外し

アップルがiPhone 5siPhone 5cの修理を直営店で修理できるよう準備中であることをお伝え_5dd89214d5f6aしましたが、その準備は着々と進んでいるようです。アップルストアのスタッフ「ジーニアス」向けに作成された、専用器具を使っての修理トレーニング動画をCult of Macが公開しています。
 
公開されているのは「ディスプレイ取り外し」「バッテリー取り外し」「スピーカー交換」「SIMイジェクター」「バッテリー取り付け」の手順を示したGIFアニメーションです。

ディスプレイ取り外し

iPhone 5s / iPhone 5cの内部にアクセスするためには、ディスプレイを取り外す必要があります。安全にディスプレイを取り外すためにアップルが開発した器具は、吸盤が縦方向に2つ配置されています。
1-1.ディスプレイ取り外し
 
レバーを押し下げ、ディスプレイに吸盤を密着させてからレバーを上げると、iPhone 5sのディスプレイがカパッと外れます。
1-2.ディスプレイ取り外し

バッテリー取り外し

iPhone 5s等の分解画像を公開してきたiFixitは、テコの要領でバッテリーを取り外すことを推奨していました。しかしアップルは、バッテリーの取り外しには、粘着テープをハサミで切るよう指示しています。
2-1.バッテリー取り外し
バッテリーの周囲にある粘着テープを、慎重に引き出していきます。
2-2.バッテリー取り外し
粘着テープを完全に取り除いたら、黒い棒でバッテリーを持ち上げて取り出します。粘着テープが残っている状態でこの手順を行うと、端末内部が損傷することがあります。
2-3.バッテリー取り外し
バッテリーを取り外したら、余分な接着剤を取り除き、新しい粘着テープを設置します。
2-4.バッテリー取り外し

スピーカー交換

スピーカーの交換はいたって簡単です。ネジを取り外して、新しいものをはめ込むだけです。
3-1.スピーカー交換

SIMイジェクター

私たちはSIMイジェクターのことを考えることは滅多にありませんが、よく故障するそうです。修理は非常に簡単で、ピンセットがあれば大丈夫です。
4-1.SIMイジェクター

バッテリー取り付け

iPhone本体にバッテリーを完璧な圧力で取り付けるために、アップルは専用の修理器具を開発しました。まずはローラーのある器具に、バッテリーを取り付けたiPhoneを設置します。
5-1.バッテリー取り付け
バッテリー圧着用ローラーの目印として、iPhoneのラインを用います。
5-2.バッテリー取り付け
指先でレバーを押し下げると、圧着用ローラーが降りて、バッテリーを粘着剤でしっかり固定します。
5-3.バッテリー取り付け
iPhoneを置いたトレイを数回、スライドさせることでバッテリーがiPhoneに固定されます。
5-4.バッテリー取り付け

近くのアップルストアで修理できるのはメリット大

これまで、iPhoneはユーザーによるバッテリー交換もできず、そのメンテナンス性に対して批判もありました。iPhoneの修理が必要な場合はiPhoneそのものを交換するしか方法がありませんでした。近くのアップルストアで部品交換による修理ができれば、ユーザーメリットは大きいものがあります。すでに、AppleCareの保証に加入していればパーツ交換は無料、加入していなくてもバッテリーは$79の負担で交換可能と報じられています。
 
もちろん、修理のお世話にならないのが一番ですが、修理サポートの充実はiPhoneを使う上で安心感につながりますね。
 
 
参照元:Cult of Mac
執 筆:hato