iPhone6/6 Plusの初週販売トップはソフトバンク!ドコモは出遅れ - iPhone Mania
家電量販店でのPOSデータを集計しているBCNがiPhone6/6 Plusの発売直後3日間のキャリア別販売台数シェアを発表しています。BCNの集計ではソフトバンクが42.9%、auが32.2%、ドコモが24.9%となり、ソフトバンクがトップシェアを獲得しました。
ソフトバンクは既存ユーザーの維持に成功
ソフトバンクがトップを獲得した背景には、やはり長年iPhoneを取り扱ってきた実績があると考えられます。多くの人が機種変更でiPhoneを購入するため、iPhone6/6 Plusを長年取り扱ってきたソフトバンクがその実績を示した形となっています。
またソフトバンクは徹底して他社の下取りキャンペーンやデータ通信プランに追随することで、既存顧客の流出防止を図っていました。こうした取り組みが首位獲得につながったと考えられます。
ドコモは料金プランの発表遅れで出遅れ
今回のシェアランキングで最下位となってしまったドコモは、予約開始当日に料金プランを発表できませんでした。これはやはりiPhone6/6 Plusの販売競争ではマイナスに働いたと思われます。
またドコモだけ新プラン(カケホーダイ&パケあえるプラン)でしか契約できなくなりました。この点も既存ユーザーの様子見、他社ユーザーの敬遠につながり、シェアの低下を招いた可能性があります。
auは2番手も昨年よりシェアを伸ばす
ネットワーク全部入りと意気込んで記者会見までしたauですが、今年も初週はソフトバンクの後塵を拝しています。ただ昨年のiPhone5s/5c発売時のシェア(27.5%:BCN調べ)を大幅に上回る結果を残しています。
昨年に比べてシェアを伸ばしたauは出遅れたドコモからだけでなく、ソフトバンクからも一定のユーザーを獲得できた可能性があります。ネットワーク競争という土俵で大々的な競争を仕掛けた結果が出たと言えます。
来週以降は混戦か?
初週はソフトバンクがトップとなったものの、すでにソフトバンクのiPhone6/6 Plusは品切れ状態です。来週以降は店頭在庫が比較的豊富なドコモがランキングで上位に来る可能性もあります。
iPhone販売の勢いはキャリアの勢いを表すバロメーターにもなっています。その意味でも来週以降のランキング推移にも注目です。
参照元: BCN
執 筆: KAZ