Apple Watchは年内に発売？投資会社がアップルの株価目標を上方修正 - iPhone Mania

アメリカの投資会社のPiper Jaffrayは、アップルの次期iOS8に搭載されるHomeKitとHealthKitのプラットフォーム、そしてiPhone6で利用が可能となると噂されるモバイル決済サービスの提供による期待から、アップルの株価目標を120ドル(約12,600円)に上方修正しました。

HomeKit、HealthKitとApple Watchが新たな顧客を開拓

同社のアナリストGene Munster氏は今週火曜日の投資家向けのレポートで、「アップルが提供しようとするプラットフォームは広がりをみせている」と述べた上で、「HomeKit、HealthKit、モバイル決済サービスの提供に加え、リリースが予想されているApple Watchが、これまでアップルが取り込んでいない人たちを、ユーザーにする機会を提供することになるだろう」と述べています。

HomeKit、HealthKitはサードパーティーと連携し拡大

アップルがiOS8で提供するHomeKitとHealthKitは、アップル以外のサードパーティー製の機器やアクセサリーをiPhoneやiPadと連携させることができる新たなプラットフォームです。これらプラットフォームにより、多くの人にスマートホーム、フィットネストラッキング、健康に関連する新たな機器やウェアラブルデバイスに新たに関心を抱かせることが可能となると考えられます。
 
Munster氏はこれまでアップルの株価目標を105ドル(約11,000円)としていましたが、9日のメディア向けイベントでiPhone6とApple Watchがリリースされるとの期待感から120ドル(約12,600円)に上方修正しました。
 
ただし、同氏はiPhone6の売り上げについては、昨年のiPhone5s / 5cの発売直後の週末の売上が900万台だったのは、フラッグシップモデルのiPhone5sとミッドレンジのiPhone5cの2つのモデルがあったためであり、今年のiPhone6の発売直後の週末の売上は去年にはおよばないと予想しています。
 
今年はアップルがiPhone6で4.7インチと5.5インチサイズのディスプレイを搭載した2つのモデルをリリースすると予想されています。また、ウォールストリートジャーナルによりますと、現行のiPhone5cは販売終了になると報じられています。

多くの新製品のリリースで株価は年末までに上昇

Munster氏は「昨年とは状況が違うので、iPhone6の販売直後の週末の売上数字をあまり参考にしないよう」に投資家に向けてアドバイスをしています。なぜなら、同氏は「iPhone6以外の新製品やプラットフォームが年末までにアップルの株価を押し上げることになる」からだと説明しています。

Apple Watchは今年のホリデーシーズンには発売

最後に、Apple Watchの発売時期が2015年初頭にずれ込むとの予想もありますが、Munster氏はアップルにとって一番売り上げの上がるホリデーシーズンにはApple Watchは店頭に並ぶだろうと述べています。
 
 
参照元 ： Apple Insider
執　筆 ： リンゴバックス