アップル、オンライン編集アプリ開発のPrssを買収、iPadを強化 - iPhone Mania
アップルはNewsstandやほかのオンライン雑誌のプラットフォーム向けに、編集デザイン業務を効率化するWebアプリを開発するPrssを買収しました。Prssはオランダを拠点とするスタートアップ企業ですが、同社の共同創設者のMichel Elings氏が最近サンフランシスコのベイエリアに引っ越していました。現地のサイトiCultureが伝えています。
Prssの買収は7月、既にメンバーはアップルに移籍
iCultureによりますと、買収金額などの詳細は明らかになっていませんが、Prssの従業員の何人かはAppleに採用された模様で、LinkedInのプロフィールからElings氏と同じくベイエリアに引っ越しており、買収は夏頃に行われたようです。今年4月にはPrssが7月に業務を停止すると発表しており、同社のWebサイトは既に閲覧できなくなっています。
大人数でのコラボ編集作業がウェブ上で可能なアプリ開発で有名
PrssはアップルのNewsstandなどに提供するオンラインマガジンの編集デザインをブラウザー上で可能にするアプリツールの開発で知られており、このアプリにより最高30人による共同作業が可能で、ドラッグ・アンド・ドロップの簡単な操作で雑誌の編集が可能になります。また、Prssは発行したオンラインマガジンのダウンロードにつき5セントの利益を上げるビジネスモデルとなっていました。
iPad向けの雑誌発行が簡単操作で可能に
今回の報道でiCultureは、Prssがアップルの買収後に具体的にどのような役割を果たすのかは明らかにしていませんが、Prssの製品やビジネスモデルよりもメンバーの才能に投資したのではないかと予想しています。またアップルがPrssのオンラインマガジンの編集プラットフォームを利用すれば、iPad向けの雑誌が簡単に出版可能となります。
アップルが買収を認める
その後TechCrunchが「アップルは時として技術を持った小さな会社を買収することがあり、その後の事業計画や目的についてはコメントしない」と、いつものコメントとともにアップルによる買収が確認されたと報じています。
参照元 : MacRumors
執 筆 : リンゴバックス