ジョブズ氏の伝記の執筆者、アップルのBeats買収は映画やビデオコンテンツが目的と語る - iPhone Mania

Steve Jobs
アップルによるBeats Electronicsの買収は、最初に報道されてから1週間ほど遅れているようですが、どうしてアップルがオーディオと音楽サービスのBeatsに興味を持って買収しようとしているのか?業界の関係者たちは最後までさまざまな予想をしています。

ウォルター・アイザックソン氏の予想、映画やビデオが目的

スティーブ・ジョブズ氏の伝記を執筆したウォルター・アイザックソン氏は、アップルのBeats買収の目的には高級ヘッドホンやストリーミングミュージックだけではなく、映画やビデオも含まれていると語っています。同氏の予想では、アップルのCEOティム・クック氏はBeatsの共同創業者のジミー・アイオヴィン氏に、アップルのコンテンツビジネスを担当してもらい、長らくリリースが噂されている同社のテレビ関連製品への貢献を期待しているのだと語っています。

Beatsのアイオヴィン氏、ジョブズ氏にUniversalの買収を提案

また、ニセのスティ_5dd89214d5f6aーブ・ジョブズとなり、The Secret Diary of Steve Jobsというブログを執筆していたジャーナリストのダン・ライアンズ氏は、アイザックソン氏から聞いた話では、執筆したジョブズ氏の伝記には書かれてはいませんが、2002年か2003年にジョブズ氏はアイオヴィン氏によりUniversalの買収を提案されたことがあったと話しています。結局、アップルはUniversalを買収することはなかったのですが、注目すべき点は今回買収するBeatsの共同創業者はアイオヴィン氏なのです。もし、噂どおりアイオヴィン氏がアップルの取締役に名を連ねるとしたら、アップルは世界で最も影響力のあるレーベルになる可能性もあります。

アイザックソン氏はジョブズ氏の将来の製品ロードマップをヒアリング済み

ジョブズ氏の伝記を書いたアイザックソン氏は、故スティーブ・ジョブズ氏から、将来テレビによるユーザー体験がどのように変わるのかを聞いた唯一の人といえます。また、アップルが将来どのようなテレビ関連製品を開発していくかも聞いていたはずですので、今回のアップルによるBeatsの買収で、音楽だけではない映画やビデオのコンテンツを含め、アップルの将来の製品との相乗効果をもたらすとする同氏の予想は、非常に確度が高いのではないかと考えられます。
 
 
参照元 : 9to5Mac
執 筆 : リンゴバックス