AppleはiPhoneへのサファイアガラス採用を諦めていない? - iPhone Mania
iPhone6に採用されると噂のあったサファイアガラス製ディスプレイは、結局iPhoneには採用されませんでした。しかしAppleは、iPhoneへのサファイアガラス採用を計画していると考えられる特許を取得しています。
iPhone6に採用と噂のあったサファイア
iPhone6の発売前、ディスプレイがサファイアガラス製になるという噂が語られていました。しかし、採用は見送られ、Appleとサファイアのサプライヤー契約をしていたGT社は破産、GT社の工場跡地はAppleのデータセンターに転換される予定です。
しかし、Appleはサファイアの活用を諦めていないかもしれません。
効率よくサファイアを極薄に加工する技術
Appleが取得した特許は、「複数のガス媒介を用いたサファイアのレーザー切削システム及び手法」というタイトルが付けられており、2014年1月30日に申請され、7月30日付けで米国特許商標庁が公開しました。
特許の内容は、サファイアを非常に薄いシート状に加工するための技術で、Appleはこの技術の利用により効率よくサファイアを加工できるため、非常に硬い一方でもろく、細かい欠けから割れてしまうというサファイアの弱点をカバーできるとしています。
Appleは他にもサファイア加工関連特許を取得
AppleはサファイアをiPhoneのカメラレンズ部分やApple Watchに採用しており、今回の特許技術がiPhoneに使用されるのかは不明です。しかし、AppleはiPhoneの表面をサファイアで覆うための加工技術の特許も取得しており、サファイアの活用にかなりの熱意を持っていることは間違いなさそうです。
Source:Cult of Mac, 米国特許商標庁
(hato)