iPhone6/6 Plus、6コアPowerVR GPU搭載、画像処理能力が向上 - iPhone Mania

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アップルはiPhone6/6 Plusを発表したメディア向けイベントで、両モデルに搭載する最新のA8プロセッサーの飛躍的なパフォーマンスの向上を説明していまし_5dd89214d5f6aた。主に画像処理を担当するGPU(Graphic Processing Unit)ではパフォーマンスは初代iPhoneの最高で84倍にもなり、アプリケーションプロセッサーにも改良を加えると同時に、新たに6コアのGPU設計を導入したことにより実現しているようです。

6コアのPowerVR Series6XT GX6650を搭載

リリースされたiPhone6/6 Plusの中心部に配置された最新のA8プロセッサーにはImagination製の6コアのPowerVR Series6XT GX6650を搭載しているとモバイル機器のレビューで有名なAnandTechのアナリストが伝えています。
 
次世代のグラフィックプロセッサで利用可能となるARMのASTC(Adaptive Scalable Texture Compression)に対応し、アップルが求めるパフォーマンスの向上を可能にするGPUのパーツはImagination製のGX6650だけだとも付け加えています。

パフォーマンスを維持し省電力を実現

ASTCは高いレベルでパフォーマンスを維持しながら、省力化を実現するテクスチャ圧縮技術の比較的新しい基準です。コーデックはどんなフォーマットのテクスチャでも圧縮でき、また求められるパフォーマンスに合わせてさまざまなビットレートでの出力が可能となっています。

クロック数は1.4GHz、RAMは1GBか

一方、アプリケーションプロセッサーは従来のA7プロセッサーで採用されたCycloneアーキテクチャーの改良版の上で動作しており、以前流出したiPhone6ベンチマークが正しいとすればA8プロセッサーのクロック数は1.4GHzと予想されます。これはA7と比べ、わずか100Mhzしか性能が向上していないことになります。アップルはその代わり、A8プロセッサコアを「改良もしくは最適化」したのではないかと見られています。
 
またさまざまな部分で改良が加えられているものの、搭載されるメモリーRAMだけは従来と同じ1GBのままではないかと予想されています。
 
 
参照元Apple Insider
執 筆 : リンゴバックス