「チップゲート」騒動に発展する可能性も~A9チップ問題 - iPhone Mania
自分が所有するiPhone6s/6s Plusが搭載するA9チップが、TSMC製かサムスン製かを調べるアプリがApp Storeから消えたことについて、「Appleが削除したのでは」との騒ぎが持ち上がりましたが、濡れ衣だったことが判明しました。
アプリはメーカー自らが削除
iPhone6s/6s Plusが搭載するA9チップがTSMC製かサムスン製かによって、バッテリーの持ち時間が違うという検証を受け、「自分のiPhone6s/6s PlusがどちらのA9を搭載しているか」への関心が高まっています。
同時に、Lirum LabsがApp Storeで無料提供していた、CPUチェックアプリ「Lirum Device Info Lite」がにわかに注目を集めていましたが、8日に突如App Storeから消え、ダウンロードできなくなりました。
iPhone6 Plusが折れ曲がるとして騒ぎになった「ベンドゲート(Bendgate)」に続く「チップゲート(Chipgate)」騒動を嫌ったAppleが削除したのでは?という噂まで飛び交いましたが、実際は同アプリが最新のiOS、またiPhone6s/6s Plusに正しく対応していなかったため、Lirum Labsが自ら削除したことが明らかになりました。
同社は最新版をリリースするまでには数カ月かかるとコメントしていましたが、復活しました。
We took the app down from the App Store due to issues with latest devices and the latest iOS. Until we can deliver an update.
— Lirum Labs (@LirumLabs) October 8, 2015
「チップゲート」騒動に発展する可能性も
しかしこのA9騒動、簡単には収まらない可能性があります。実生活で使ってみて、TSMC製A9搭載モデルとサムスン製A9搭載モデルのバッテリーの持ちにほとんど差がないことを立証する複数の実験結果が出ない限り、収束は難しいかも知れません。
以下の動画は、TSMC製A9を搭載したiPhone6sと、サムスン製A9を搭載したiPhone6sのバッテリー持続時間を比較したものです。同実験では、普段使いではほとんど差がないものの、ヘビーユースではバッテリーの持ちにかなりの差が出ること、またサムスン製搭載iPhoneのほうが熱を持ちやすいことが証明されています。
Source:Cult of Mac
Photo:Austin Evans/YouTube
(lunatic)