au版iPhone6、47都道府県でWiMAX2+利用可能に! - iPhone Mania
9月8日付でUQコミュニケーションズが、WiMAX2+(au版iPhone6/6 Plusでも利用可能)のエリアマップを更新しています。9月末時点までのエリア拡大を反映したマップとなったのですが、今回の更新で新たに秋田県、山形県、福島県、鳥取県、高知県の一部がエリアとなりました。これらの県がWiMAX2+のエリアとなったことで、47都道府県全てでWiMAX2+が利用できるようになっています。
エリアは発展途上、SoftBank 4Gを追撃
ただ、全都道府県で利用できるようになったとはいえ、新たにエリアとして追加された場所はそれほど広くありません。主に市役所周辺、主要都市中心部でようやくスポット的に利用できるようになっただけで、都市圏全体のエリア化には至らない状態です。
上のエリアマップからもわかりますが、山形県でエリア化されたのは山形市と鶴岡市の中心部だけです(濃いピンクの部分)。山形市が面でカバーされるのは4月末(濃い紫の部分)、主要都市である酒田市や米沢市がエリアとなるのは1月末(薄い紫の部分)となり、エリア完成までもう少し時間がかかる見込みです。
WiMAX2+のエリア拡大が進む来年4月末の時点で、ようやく現状のSoftBank 4G(AXGP)と同等のエリアとなります。WiMAX2+とSoftBank 4GはともにiPhone6/6 Plusで利用できるようになっており、それぞれ通信高速化の鍵を握る存在になっています。現状ではSoftBank 4Gがエリア面では勝っていますが、WiMAX2+の追撃態勢が整ったという状況でしょう。
現状WiMAX2+は超高速、今後は混雑緩和を担う存在に
現在のWiMAX2+は利用者がそれほど多くなく、電波状態が良ければ70Mbps、80Mbpsと超高速での通信が可能となっています。この速度はiPhone6/6 Plusがさらに普及するまでは維持されると考えられ、スピードテスト記事などでauが好成績を残している背景となっています。
ただ、今後はiPhone6/6 Plusや他の対応スマートフォンの普及が進むことで、速度は落ち着いてくるはずです。現在は最高速度を体感できるWiMAX2+ですが、今後は都市部での混雑緩和という部分で大きな意味を持ってくると考えられます。
参照元: UQコミュニケーションズ
執 筆: KAZ