ソフトバンクもキャリアアグリゲーション開始を発表! - iPhone Mania

ソフトバンクのCA

 

8月29日、ソフトバンクは新技術の商用化についての発表を行いました。この新技術はキャリアアグリゲーション(より多くの周波数帯を束ねて利用する技術、CA)と呼ばれるもので、既にauが2014年の夏モデルの端末に搭載している技術です。しかしソフトバンクのCAは、auが実施しているCAを上回る速度が期待できる内容となっています。

今のLTEより速いの?

ソフトバンクが今回発表したCAはAXGPで下り最大165Mbps、FDD-LTEで下り最大187.5Mbpsとするもので、現状150Mbpsで頭打ちとなっているLTEから一歩踏み出すものです。このLTEカテゴリー6に区分されるもので、iPhone5, 5sが対応するカテゴリー3、さらにiPhone6で対応と噂されるカテゴリー4の技術よりも一歩先を行くものになっています。

 

ソフトバンクの高速化

 

そのため今回のソフトバンクのCAがiPhone6で利用できる可能性はかなり低いのですが、iPhoneをはじめとしたスマートフォンの可能性を拡大させ、さらにはモバイルインターネット全体の発展に貢献することは確実です。

 

4K動画実証実験

 

動画コンテンツの質もどんどん上がっています。現在、上の写真のような4K動画をモバイル回線で楽しめるようにと実証実験が繰り返されています。今回のソフトバンクの新技術は、そうした大容量モバイルデータ通信時代への第一歩となる技術です。

いつから使えるの?

ただ電波の利用制限があるため下り最大165MbpsのCAは来年1月以降からの開始となります。またFDD-LTEのCAもプラチナバンドのLTE整備が整い次第開始となる_5dd89214d5f6aので、2015年以降からの開始とされています。新技術で超高速モバイル通信が体感できるのはもう少し後になりそうです。

 

2.5GHzの周波数(UQ追加前)

 

なお、今回のソフトバンクのCAは上の図の中で左のほうにある「2014年まで運用制限有」の部分の10MHzを使用します。この10MHzと既存の20MHzを合わせたCAで下り最大165Mbpsを達成します。

iPhoneで使えるようになるの?

上にも書きましたが、今回のソフトバンクのCAは9月9日に発表されるiPhone6では、おそらく利用できません。しかし当然のことながら、将来的にはこの技術がiPhoneに搭載されることになるでしょう。

 

それは来年のiPhone6s、もしくは再来年のiPhone7くらいと予想されます。その頃のiPhoneがどのような姿となっていて、どのような使い方をされているのか、想像するのも楽しいです。
 
 
参照元: ソフトバンクモバイル
執 筆: KAZ